もちろん一人で行くと退屈だし群がってくる女の相手が面倒だから、愁を盾に暇つぶしを兼ねて連れて行こうとしているだけである。





実際は女なんて全く興味ない。






暇つぶしにでもなればなぁー、とこの時は思っていた。







そして実は愁も先ほど遊んでいた女からもその新入生の話を少し聞いていて。






男女共々認める“ありえないほどの可愛い子”らしいのだ。





もちろん愁は凌と違ってその新入生に対して興味津々。






凌の話を断る理由が愁にはなかった。






そして生徒会の中で何かあるごとに喧嘩をし、話をややこしくする二人を勝手に行かせるはずがない蓮も強制参加。







となるとあとは藍都だけで生徒会メンバーが揃うのだが、機嫌を損なわすと手が付けきれないので今回は三人だけで行くことになった。