「うん。わかったよ。 なんか悔しいなぁ・・ 姫花ちゃん、大吾くんの事すっごいわかってるみたいで・・・」と咲は笑った

「え? あ~ そういうつもりじゃ・・・」

「アハハッ ちょっとからかっらだけ。 私と大吾くんはこれからだから。大丈夫、そんなに焦ってないもの。 それより、今この場所に連れて来てくれたことが嬉しい」

「ココいいでしょ? 上にいるバーテンのジェイソンもそこにいるアリもいいやつだしね! ここってうちの父親の趣味の店なの。 AQUAって名前も愛犬からとってたりしてさ~」

「姫花ちゃんって犬飼ってるんだね♪ 」

「うん。バカ犬だけど、そこがかわいいのよ~。 それより、ちょっと爪いじっていい?」

「え? いいけど?」

と答えると姫花はそのままカウンターに行き、奥からメイクボックスのような物を抱えて出てきた

それを見ていた潤也が 「あー姫、咲ちゃんの後、俺ね!」と叫んでいた

「ハイハイ・・・」

そして、姫花ちゃんは30分くらいかけ、私の手とひじから下をマッサージしてくれ、左の薬指だけにラインストーンのネイルアートをしてくれた

「シンプルにフレンチにしといたよ。 石はそう簡単に取れないけど、髪を洗う時とか気をつけてね」

「わぁ・・・ ありがとう♪ すっごく綺麗! 姫花ちゃんって器用なんだねぇ・・」

「そんな事ないよ。 私なんか不器用日本代表みたいな女だよ?」

「かなりのけんそんだよ!! 」

その後姫花は、みんなの爪、1本だけにアートをしてあげていた。

時間がかかるから、マッサージは省かれていて、大吾君が一番ブータレてたっけ・・