「うまくいったか・・俺が聞きてぇ!!」と大吾は咲を見た

ついさっきまで、遠い存在だった、テレビの中の住人と同じ空気を吸って30分

その住人に見つめられること30秒

咲は顔を真っ赤にして、俯きしぼるような声で「・・・・・\\\\ます・・・・」

「咲ちゃん? ごめんね。無理しないでいいんだよ?」と姫花がソファから立ち上がり、咲の足元に膝まづき、顔を覗き込んだ

姫花に一生懸命首を振る咲

「ん?」咲の言いたいことを読み取ろうとする姫花

「よ、よろしくお願いしまっす」

「「「「「「・・・・・・・・・・・」」」」」」

一瞬の静寂の後の大歓声!!

それに驚き顔を上げた瞬間に、ギューっと抱きしめられる咲

「マジでいいの? 」とまわした腕を緩めて、咲の顔を覗き込む大吾

うなずくだけで精一杯の咲

「マジで、うれしい♪」とさらに大吾はきつく咲を抱きしめた