姫花は、なぜこんな気持ちになったのか…戸惑っていた

自分だけ、この仕事に就いていないのは承知しているし、そう望んだのも紛れもなく自分自身なハズなのに…

考えても、わからない…

ムシャクシャしたので、姫花は冷たい水で顔を洗おうと洗面台の前に立ち、蛇口をひねった

バシャ!!!!

水が、蛇口ではなく、その上の部分から天井に向かってあふれでた

「キャー!! 誰か‐!!」

姫花は、蛇口を必死で手で押さえつけた