『………岡野さん?』


「あ、ごめんなさい……っ」


つい、考え込んでしまった。

かおりちゃんはまだ佐倉くんのこと…好き?


けど今はもう……、

気にしてることなんて出来ない。


「………外、暗くなってきたね」


『そうだね、まだ……5時すぎなんだけど』


下駄箱につくまえの窓の外を見て、

暗くなったな…って。


時間って早い……。


そんなこと思いつつも、

こっそり佐倉くんの横顔を見てた。