「そうと決まったら、作戦考えないとね!」 佳織が楽しそうに言う。 「さ、作戦!?」 「そう。浩哉が舞に恋する作戦。」 恥ずかしくて「や、やめてよ〜」なんて言う私を無視してまずは何しようかな。なんて考えてる佳織。 佳織みたいな親友を持ててほんとによかった。 恥ずかしがりながらも心の中ではそう思う。 浩哉が好き。 その気持ちを胸に秘めながら。 ______私は知らなかったんだ。この気持ちが後に皆を苦しめるって事を。_________