「だから、昼間働けるし、食品化学なら、飲食店の面接も、有利になるぞ」

この有利って言葉が頭の中に入って行きました。
まぁ、合わなければ辞めればいいしって思って、そこの学校に決めました。

願書を出す日の朝、登校して、
S先生に聞かれました。
「電車賃は持ってきたか?」

「…。」

「…。」

「親に言うの忘れてた!!」

「お前は馬鹿か!?」
「じゃ、俺が出すから、それで願書出しに行ってこい!」

そんな訳で途中迷子になりながらも無事に願書を出せました。

それからの日々が大変で、
勉強かダメなので、
今からやっても遅いと言われ
面接に力を入れることにしました。

まず、入り口からダメ出し(笑)
次は、声の大きさのダメ出し
次は、顔がひきつり過ぎてダメ出し
次は、足の角度でダメ出し

全く先に進まない!

一ヶ月かけて、完璧に暗記して、
面接を徹底的にがんばりました。

その結果見事にほとんど、赤点並の受験の答案
その中に面接点は満点でした!!

定時制だけに緩かった?
受験の合間の昼休憩の時、まわりみたら、厳つい人がちらほら…。
だからかな?