でも、ずっと想い続けている男の子がいるから、例え王子でも興味はなかった。 この時はまだ……… そんな時、突然公園からあの時の私と同じくらいの子が飛び出してきた。 その子は、地面に落ちていた石につまずいて転んでしまった。 それも、ちょうどすれ違おうとしていた私と桐生くんの前で。 その時にとっさに駆け寄ったのは桐生くんだった。