「実彩のこと責めるなよ
わかってるだろ?ゆかりんも。
実彩だけが悪くないってこと
俺があそこで引き止めていなかったら
この事件は起きなかったんだからよ」
ゆかりんはそのまま座り込む。
その瞬間後ろには彼以外にも
Chargeのメンバーと
杏奈がいることがわかった。
そこに秀が来て背中を揺する。
「つらいのはわかってる。
けど、八つ当たりはよくないぞ?」
するとゆかりんの目からは
大量の涙が出てきて
それを隠すように秀がそっと抱きしめる。
「俺らはそんなこと関係ない。
たとえ俺らに迷惑かかっても大丈夫だ。
けど、一番つらい思いをするのは
きっとこのマネージャー二人だ。
それに俺らより絶対辻と実彩ちゃんのほうが
つらい思いをするんだぞ」
光が私をなだめるように教える。
「何も心配しなくていいねん。
ただこの企画がなくなるっちゅーことで
俺らの接点がなくなる訳でもないし
これからだって違う仕事出来るかもしれへんやろ?」
真司くんもみんなに言い聞かせる。
だけど……
「この企画はどうしてもやりたかったの……
何があってもやりたかった。
だってこの企画は
この世界の楽しさを教えてくれたんだよ?
何も楽しくなかったこの世界に……
私と杏奈が初めて楽しいって思えたから……
どうしてもやりたかったし……
みんなにあの歌を届けたかった……」
いつの間にか私は泣いていて
「実彩……」
同じように泣いている杏奈が
駆け寄って私をギュッと抱きしめてくれる。
「だから……
Chargeと一緒に同じ仕事を
やりたかったの……
周りに何言われようと……絶対」
「それは同じ。
私もだよ?」
杏奈も涙声で私を慰めるように背中をさすってくれる。
この時気付いた……
私は凄い欲張りでワガママって……
わかってるだろ?ゆかりんも。
実彩だけが悪くないってこと
俺があそこで引き止めていなかったら
この事件は起きなかったんだからよ」
ゆかりんはそのまま座り込む。
その瞬間後ろには彼以外にも
Chargeのメンバーと
杏奈がいることがわかった。
そこに秀が来て背中を揺する。
「つらいのはわかってる。
けど、八つ当たりはよくないぞ?」
するとゆかりんの目からは
大量の涙が出てきて
それを隠すように秀がそっと抱きしめる。
「俺らはそんなこと関係ない。
たとえ俺らに迷惑かかっても大丈夫だ。
けど、一番つらい思いをするのは
きっとこのマネージャー二人だ。
それに俺らより絶対辻と実彩ちゃんのほうが
つらい思いをするんだぞ」
光が私をなだめるように教える。
「何も心配しなくていいねん。
ただこの企画がなくなるっちゅーことで
俺らの接点がなくなる訳でもないし
これからだって違う仕事出来るかもしれへんやろ?」
真司くんもみんなに言い聞かせる。
だけど……
「この企画はどうしてもやりたかったの……
何があってもやりたかった。
だってこの企画は
この世界の楽しさを教えてくれたんだよ?
何も楽しくなかったこの世界に……
私と杏奈が初めて楽しいって思えたから……
どうしてもやりたかったし……
みんなにあの歌を届けたかった……」
いつの間にか私は泣いていて
「実彩……」
同じように泣いている杏奈が
駆け寄って私をギュッと抱きしめてくれる。
「だから……
Chargeと一緒に同じ仕事を
やりたかったの……
周りに何言われようと……絶対」
「それは同じ。
私もだよ?」
杏奈も涙声で私を慰めるように背中をさすってくれる。
この時気付いた……
私は凄い欲張りでワガママって……