先生がそんなことを言うから、
「…勇吾」

あたしは呼んだ。

「ん、いい子」

そう言って、チュッとまた触れるだけのキスをされた。

「で、ちょっぴり補充」

そう言って、ギューッと抱きしめられた。

「ちょっ、勇吾…」

いきなりのことに慌てるあたしに、
「誰もこないから大丈夫だよ。

って言うか、梨代不足だったんだから補充させて」

あたしは鉄分とか糖分じゃない!

なんて思ったけど、今は先生の好きなようにさせてあげた。

あたし、何だかんだ言いながらも意外と先生不足だったのかも知れない。