少女は、敵を全員倒したのを確認してから深く被っていたフードをはずした。

そのフードからは美しい金髪が現れた。

誰もを魅了するような端麗な顔立ち。

そして…
鋭く光ったスカイブルーの瞳。

日本人離れした、とても美しい容姿の持ち主だった。



ピッピッピッ…

少女は何処かに電話を掛け始めた。

『……私だ。終わった。至急頼む。』

電話をした後、すぐ近くでパトカーのサイレンが鳴り響く。


その音を聞いた少女は

颯爽とその場を立ち去った。