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「美味しかった〜」
「美依ちゃん食べ過ぎだからね!」
鉄板で焼かれたお肉やお野菜。
男の人が多いせいか、高校生にしては本格的なバーベキューだった。
先輩のお友達のグッチ君はすごく器用で、一つも焦がすことなく焼いてくれた。
「パンパンー」
ポンポンっとお腹を叩くと、その手の平に先輩が後ろから手を伸ばし重ねてきた。
「ホントだ」
ポコっとしたお腹をさするように撫でられる。
「ダメー!!」
「あはっいいじゃん!キューピーみたいで」
ワイワイと先輩とじゃれていると周りにはニヤニヤとひやかした目をした皆がいた。
「ラブラブですこと!」
「幹夫は触り方がいやらしいんよ!」
「う・る・せ」
ひやかすお友達をしっしっと払ってるけど、すごい楽しそう。
先輩がこんな風にはしゃいでる姿を見れただけでも今日のバーベキューに来た甲斐があった!
「・・・?」
ニコニコと先輩がお友達と喋るのを見ていると、もうひとつの視線に気づいた。