「少し冷えたな…」





「もうそんな薄着だからよ」





「翔平」





「おっ遥斗!来てくれたのか」





「あら?桜さんは?」





「体調崩して寝てる」





「大丈夫なのかよ…」





「ああ…俺が面倒見てるし…お前は彼女のことだけを考えてろ…」





「…いっ…」





「翔平くん!?あなた…2度と桜さんの名前出さないで!無理に思い出さなくていいのよ?」





「ああ…」





「は?思い出さなくていいのよ?あんたは思い出されたら困るもんな?」