「久しぶりに来たなぁ。」

「なんかキレイになってるし、物増えたね?」


各々がテーブルを囲んで座る


私が来るようになって
モト兄の部屋に折り畳み式の簡易テーブルを置くことにしたの


ご飯を食べるときだけでも

テーブルが無いとやっぱりキツいからね


「なんか、手伝いますか?」

金髪に近い髪をした背の高い男の人がキッチンに立つ私に言ってきた


「あ、俺ギターの晃っていうんだ。今日はごめんね?突然押し掛けて。」


ヘラッと笑う晃さん


親しみやすい人だなぁ


「あ、大丈夫です。後はお皿に盛るだけですから。」

微笑み返した


「やっぱり、かわいい!」

「わっっ!」

晃さんに抱き締められそうになった私の体をすごい力が引き離した


「さわんなっ…。」


私を肩に抱いて晃さんを睨み付けるのはモト兄


さわんなっ



なんて
初めて言われた


どうしよう


嬉しい