あの時


セミがうるさくて熱い夏の日

りょうが俺に言った言葉


あれから
色々あって小さな言葉は俺の中に埋もれていった



そして
俺は黙ってりょうの前からいなくなった


八歳の俺の精一杯の強がり

りょうは絶対泣くと思ったから


そんなかおみたら

きっと
離れられなくなってた