心優が亡くなってから3週間程経った。
今日は始業式だ。
自分の席に座り授業の用意をしようとしたら、僕の机の中に紙が入っていた。
取ってみると、
歌炉君へ
と書いてあった。
裏を見ると、
神尾 心優
と書いてあった。
僕は中に入ってある手紙をもって屋上へ行った。
「歌炉君へ。
。この手紙を、読んでる頃にはもう私はこの世にいないと思います。私は少しの間だったけれど、大好きな歌炉君と過ごせてとっても楽しかったです。病気の事黙っててゴメンなさい。私、手術は成功したけれど、実はこの病気は手術が成功しても余命でどっちにしても、生きられなかったの。私は、もっともっと歌炉君と一緒に遊んだりしたかった。来年も一緒に花火大会に行きたかった。でも私のせいでこんな夢は崩れ落ちてゴメンなさい。私の為に色々な事をしてくれてありがとう。今度は私じゃなくて、もっと元気で美人で優しい彼女を作って下さい。」
ここまで読んだら、後半部分が僕の涙でぐちゃぐちゃになっており読めなかった。
けれど、最後に書いてある文だけは読めた。
「こんな私と付き合ってくれてありがとう。大人になっても私を忘れないで下さい。私の想いは届くか分からないけれど、いつまで忘れないで下さい。
未来の妻より。」
これを読んだ瞬間もっと涙が出てきた。
僕は叫んだ。
天国にいる心優に聞こえるように空に叫んだ蝉の鳴き声と一緒に空の彼方へ僕の声は消えていった。
僕は紙飛行機を作り書いた。
届いててほしい。
僕の想い。
「心優へ。
しっかり届いたよ。僕の胸にしっかり刻んだよ。心優の分までしっかり生きるから。」
僕は最後にこう書いた。
「 未来の夫より。」
って。
今日は始業式だ。
自分の席に座り授業の用意をしようとしたら、僕の机の中に紙が入っていた。
取ってみると、
歌炉君へ
と書いてあった。
裏を見ると、
神尾 心優
と書いてあった。
僕は中に入ってある手紙をもって屋上へ行った。
「歌炉君へ。
。この手紙を、読んでる頃にはもう私はこの世にいないと思います。私は少しの間だったけれど、大好きな歌炉君と過ごせてとっても楽しかったです。病気の事黙っててゴメンなさい。私、手術は成功したけれど、実はこの病気は手術が成功しても余命でどっちにしても、生きられなかったの。私は、もっともっと歌炉君と一緒に遊んだりしたかった。来年も一緒に花火大会に行きたかった。でも私のせいでこんな夢は崩れ落ちてゴメンなさい。私の為に色々な事をしてくれてありがとう。今度は私じゃなくて、もっと元気で美人で優しい彼女を作って下さい。」
ここまで読んだら、後半部分が僕の涙でぐちゃぐちゃになっており読めなかった。
けれど、最後に書いてある文だけは読めた。
「こんな私と付き合ってくれてありがとう。大人になっても私を忘れないで下さい。私の想いは届くか分からないけれど、いつまで忘れないで下さい。
未来の妻より。」
これを読んだ瞬間もっと涙が出てきた。
僕は叫んだ。
天国にいる心優に聞こえるように空に叫んだ蝉の鳴き声と一緒に空の彼方へ僕の声は消えていった。
僕は紙飛行機を作り書いた。
届いててほしい。
僕の想い。
「心優へ。
しっかり届いたよ。僕の胸にしっかり刻んだよ。心優の分までしっかり生きるから。」
僕は最後にこう書いた。
「 未来の夫より。」
って。