僕と心優はベンチに座った。
そこで、僕は心優がさっき言いそびれた話しを思い出した。
「さっき、言いそびれてたけど、話しって何?」
と、僕は聞いた。
「う、うん。いつかは言おうと思ってたんだけど・・。」
と、心優は呟いた。
「私、明日から病院に入院するの・・。私小さい頃から体が弱くて、あまり激しい運動とかできなかったの・・。」
僕は何も応えなかった。
心優は続けて、言った。
「私、歌炉君に心配かけたく無かったから今まで黙ってたのゴメンね・・。」
そこで、僕は口を開いた、
「なんで。なんで。」
「いやっ、だから歌炉君にしん・・」
「心配されたくないのは分かってる!でも少しくらい僕にも何かされてくれよ!どうして心優だけ溜め込んでるんだよ!少しくらい僕を頼ってくれよ!」
僕は夜の9時だと言う事も忘れて声を上げて言ってしまった。
それを言った瞬間心優は泣き出した。
「うん。これからは歌炉君を頼るよ。」
と声が震えながら言った。

公園の時計は20時30分を指し示していた。
帰りが遅くなると家族が心配すると思い僕は心優を家まで送って行った。

翌日
僕は心優の見送りに行った。