__ガラッ。



私はドアに視線を向けた。


「うわあ。」


とだらしない声を出し、立ち上がってしまった。



少しして、周りがクスクス言っているのに気づき、私は慌てて座った。


あーあ。やっちゃった。
絶対変な奴って思われたよね。



でもね、仕方なくない?

だって、だって、


さっきの人が入ってきたんだよ⁉︎




①さっきの人が同じクラス。

これ起きちゃった!




てことは、②も…。なんて期待していたら、



「おっす、こんちわー!」

と元気よく隣に座ってきた。
のは違う人…。



ま、そりゃそーか。
そこまで私ついてる子じゃないよな。



内心結構落ちてます。


はー。やっぱ漫画と現実は違うかー。


なんて思いながらさっきの人を探す。


1番前の席にいる。



あれ?…てことは。
笑美ちゃんの隣だ!!!



あの人は机に顔を伏せていて、

笑美ちゃんは…
あ、顔が死んでる。


あんた入学式そうそうなんて顔してんのよ。



私には羨ましい限りなのに。