次の日─ 今日はとうとう舞子が内地へ行く日 俺は陸斗と一緒に空港で舞子を待っていた 「聖也、……今の気分どーよ」 「早く舞子に会いたい。………それだけ」 今更どうあがいたって、悲しんだって なにかが変わることはない 時は残酷に 俺らの気持ちを無視して 前に前に進んでいく 今日で舞子としばらくのあいだ …………さよならしなきゃいけないんだ