「なぁ陸斗」


「んー?」


「ただの~…友達?とよく行動一緒にすんのって

 やっぱあれなの?どっちかが好きってこと?」


「んーそうなんじゃねー?」



携帯をニヤニヤ見つめながら

適当に返事を返された

きっと彼女とのメールの最中だろう



「俺にはやっぱ無理なんかなー…」


「らしくねーなー、もう諦めんの?」


「なんだよ、さっき適当に返事した奴が」


「彼女がかわいくってかわいくって…♪」


「あーはいはい。それはどうもごちそうさま」




正直、彼女がいる陸斗が

たまに羨ましく思える


毎日幸せそうで、楽しそうで