「なんかメガネってエロぃ。。」
「変態っ」
「そういう年頃なんです!!」
「そうですかぁ~」
確かに高校生の頭の中なんてそういう事でいっぱいかぁ。。
えっ?
我慢してるとか?
ていうか陸は今まで何人くらいとHしてきたんだろ。。
やっぱり高校生同士。。だよね。。
肌ざわりとか違う??
アタシは自分の肌を見て確認する。
「なにやってんの?」
あっまた一人の世界に。。。
陸のHした人数考えてたなんてさすがに言えないゃ。
「こんな感じで大丈夫?」
「うん。キレイっ」
ボサボサの髪をしてまだ眠そうな陸はソファに寝転がる。
「まだ時間あるし寝てていいよ~」
「は~い」
そしてアタシは髪の毛をセットしに洗面台へ向かった。
「アズさ~ん」
「アズさ~ん電話~」
ドライヤーの音でかき消されていた陸の声がどんどん大きくなる。
「出て~」
「いいの?」
「うん」
そして陸が携帯を持って来た。
「マキ?」
「中山って人」
最悪。。
あぁあぁぁああああ。。。
アタシとした事が。。
思い込みでマキか遥やと思ってた。
そんな気持ちを知ってか知らずか無愛想に携帯を渡して陸は寝室に戻った。
『もしもし』
『あっ高崎?まだ弟いたんだ?』
『あっ。。。はぃ。。』
一つ嘘を付くとどんどん嘘を重ねていくしかない。
彼氏だというタイミングを完全に失ったアタシは陸に申し訳なく感じた。