「聞きたいことあればど~ぞ。笑」
「ん?」
「女の子なんていなかったよ。笑」
「あっ。。。うん」
大人なのは陸の方だった。。
自分の小ささを再確認したところで携帯が鳴る。
『もしもし~』
『マキ~明けましておめでとう!』
『おめでとう!!明日の事陸に聞いてる?』
『うん』
マキと話している最中も顔を触ってきたり後ろから抱き付いてくる陸が気になって電話どころじゃない。
『遥も行けるって』
『う、うん』
陸の頭を押さえつけて遠ざける。
それでもわざとちょっかい出してくる陸に声を出して怒る訳にもいかない。
それを分かってて止めない陸から離れて寝室に入った。
『ちゃんと聞いてる?』
『聞いてるよ』
『じゃあ明日の18時くらいにいくから~』
『はぁ~い』
電話を切ってリビングに戻るとコタツ布団が膨らんでいる。
「陸~!!!」
「いませんけど。。」
そう言う陸をコタツから引っ張りだして上から押さえつけた。
「アズさん許して~!!」
「許さんっ!」
「もうしませんっ!」
「ゴメンナサイは??」
「ゴメンナサイ!!!!」
陸が少しの力を出せばアタシなんか簡単にひっくり返せるのにそうしない優しさにアタシも甘える。
完全にSのアタシが目覚めた。
痛がってる陸の顔を見るのが楽しくて仕方ない。
「陸~犯すぞぉ~」
「犯して~」
最終的にじゃれあって二人して倒れこんだ。