そう言う陸の言葉にアタシは静かに頷いた。
そしてアタシから陸にキスをした。
アタシがアタシじゃないみたいに自分の気持ちを止められなくなっていた。
陸のキレイな指がアタシの顔に触れる。
「アズ。ずっと一緒にいてね」
「うん」
きっと変な目で見る人達もいると思う。
でもアタシにとって陸以外は考えられなくなっていた。
マキに言ったら引くだろうな。。
やっぱり一番に浮かんだ顔はマキだった。
そのマキの顔も陸のキスによって頭から消される。
これ以上キスしたら唇もアタシもどうにかなりそうで陸をゆっくりと放した。
「そろそろ寝よっか?」
「アズさんエロい」
「陸は下で寝るんだょ」
結局陸がアタシをアズって呼んだのはあの一回だけだった。