日曜日の神戸の街はカップルで溢れている。

あ~あの子お洒落。。


そんな事を思いながら行き着けの店へと歩く。


そっか。。もうすぐクリスマスなんだぁ。。



ファッションビルの前には大きなクリスマスツリー。



去年のクリスマスは敦と一緒だった。


3年付き合ってあの振られ方は正直引いた。


涙も出なかった。


街で偶然見かけた敦はすごく派手な女を横に連れていてアタシが振られた理由が2秒で分かった。




マキが殴ってきてやるっていうのを止めるのが大変だったのを思い出す。






「あ~アズちゃん久しぶり~」


ここのショップ店員の亜矢ちゃんはいつ来てもお洒落でかわいい。



そして亜矢ちゃんが進めてくれる服に間違いはない。




でも。。



この体に入るのか??



今日の試着は恐怖だな。。




「アズちゃん。その後彼氏はできたん?」



「できへん~!!」



「アズちゃんならすぐに出来そうやのにぃ」



「出会いないも~ん。。」



「確かにコンパっていうのも最近は疲れるもんねぇ。。」




「そうやねん」



そういいながら亜矢ちゃんはアタシに合いそうな服を並べてくれる。