ピンポーン



マキかな。。


うちに帰ってきてからもアタシのテンションが上がることはなかった。


アタシ。。


陸の事が好きなんやぁ。。。



その事にはっきりと気づいたアタシは陸の目を見ることもできなくてただ夕ご飯の準備をしてた。



「アズさ〜ん出なくていいの?」



「・・うん。分かってる」



「俺たち親戚でいいんだよね?」



「・・ええよ」




ピンポーン





「は〜い。」



アタシは恐る恐るドアを開けた。




「開けるの遅いっ!!」



いきなりの先制攻撃にこの後のことが不安になる。



「ごめんごめん。ご飯まだやんね?」




「うん。作ってくれてるん?」



「うん」




「さすがぁ〜アズ!!っで少年はどこ??」








えっ??



何?



知ってんの?




「お〜い少年〜」



マキが部屋の中へと入っていく。



そして陸の座ってるソファの前に立った。



陸も緊張してるみたいでその場から動けない。


「この子が遥に追い出された可愛そうな少年?笑」




「えっ?あ。。はぃ。。」



親戚だなんて始めに言わないでよかった。。。



そんなこといってたら余計怪しまれるとこだっだよ。。