「なんか本格的な趣味だね。」


「趣味っていうか仕事。。かな」


「DJの?」


「うん。。横浜でやってた時の知り合いが大阪にいててこっちのクラブでもさせてもらえるみたい」



「そうなんやぁ。。」


「また見に来てね。」



「・・うん」




この顔にこのスタイル。


お洒落で性格はカワイイ。おまけにDJ。。


モテる要素の固まりがそこにはいた。



「陸、彼女とかおるん??」



「いないよ。アズさん彼女になってくれる?」




またまた。。



アタシを舞い上がらせてどうする気よ。。


なにか言い返そうと陸の方を見たらもうそこにはいなかった。



洗面台の方でドライヤーの音が聞こえる。


はぁ。。


ついていけない。。


9つも下の男の子の手のひらで転がされてるアタシって。。




「寝るよぉ〜」


そんなアタシの気も知らないで陸は寝室へと入っていく。



「これ彼氏が寝てた布団??」



「違うよ。遥とか。。」



「彼氏はアズさんの隣かぁ〜いいなぁ〜」



そんなことを言いながら布団の上でゴロゴロする陸をアタシはベッドの上から見てた。




「クリスマスの予定あるの?」



「う〜ん別に」



「じゃあクラブイベントで俺回すから見に来て〜」



「行けたらね」