「。。。。」



遥はお腹を抱えて笑う。。



アタシは簡単に形だけ整えてソースをかけた。



「遥さん笑いすぎっ!!」



すねてる陸もカワイイ。。





・・・アタシ重症だ






「さっ食べよぉ〜形は悪くても味は変わんないって。笑」



「またアズさんそんな事いう。。」




そんなアタシ達の会話を真山さんは優しい笑顔で聞いてる。


やっぱり大人の男っていう感じで素敵だと思った。



それに比べてアタシの横で嬉しそうにお好み焼きを見つめる陸。。



この無邪気な笑顔は何?





「アズさん何??」



しまった。。見とれてた。。



そんな事絶対に言えない。




「陸、口の横ソース付いてる」



そんな事気にもしてなかったのにとっさに出た言葉がそれだった。





「取って」




はぁ??


なんて?






「取って〜」




「・・・うん」




なんか。。緊張する。。




遥と真山さんは自分達の世界に入っていてこっちには気づいてない。



今なら。。



アタシは陸の口に手を伸ばす。




そしてそのまま右手の親指でソースを拭いた。





「ありがと」




「・・うん」



この笑顔にまた胸がドキドキする。



自分で顔が赤いのも分かる。



陸は何もなかったようにまたお好み焼きに手を伸ばす。



この子。。。



確信犯??



「アズさん食べないの?」



「食べるよ」



「食べさせてあげようか?笑」





絶対確信犯だ。。