マンションの前に着くと待ちくたびれた様子で遥と真山さんが軽トラの荷台に座っていた。



「ごめん待った??」


「メッチャ待ったよね〜真山さん」



「メッチャ。。。笑」



陸は関西弁に過敏に反応する。



「ていうかぁ。。これ全部陸の荷物??」


「そうだよ。」



「そんなに。。」




「アズの部屋無駄に広いから大丈夫やん?」



「あぁ。。」



すでに荷物は運ばれている。



「8階きついなぁ。」



真山さんが大きなダンボールを持ち上げながら溜息をつく。



アタシ達も買い物袋だけ部屋において陸の荷物を運ぶのを手伝いに下りた。





「アズ〜なんかもう陸と仲良くなってるやん。笑」



「そんな事ないし、遥にはもう冗談も言わへんからぁ〜!!」




「まぁそう言わずに。笑」



「絶対マキに知られたら怒られる!」




「二人してまた説教されるなぁ。笑」




いやいや。。遥ちゃん、笑い事じゃないと思うよ。