「何食べたい?」



「う〜ん。何でも。笑」



「それ困る。。」



「じゃあお好み焼き。笑」



「お好み焼き??」



「ダメ?」




「そんな事ないけど陸の口からお好み焼きっていう言葉が出てきたのがなんかおかしくて。笑」




「そうかな。。横浜に居たときは好きっていう事もなかったけどこっちに来てからなんか食べたくなるんだぁ〜」




「関西に染まってきてるんじゃないん?」



「そうかもね。笑」




遥と真山さんも来るっていってたし、お好み焼きならいいかも。。





電車を降りると二人でスーパーへと向かった。





「俺持つよ」



そういって買い物カゴを持つ陸にドキドキする。



アタシ男に優しくされ慣れてないからなぁ。。




材料を次々買い物カゴに入れていくアタシを楽しそうに陸が見る。



「あっ俺チョコ買っていい?」




「ええよぉ」




「ええよぉ〜!!」




そうマネしながら陸はお菓子売り場へと消えていった。



そして笑顔でアタシの元へと帰って来る。




「はいっ。アズさんの分も」



そう言ってレジに一緒に並んだ。




「あっあと、これ今月分の生活費。」



そういってアタシに封筒を渡す。



「高校生からはもらえないって」




「大丈夫、大丈夫、俺結構稼いでるから」




陸はそういってアタシのカバンの中にその封筒を無理やり入れた。




稼いでる。。って。。




バイトしてるのかな?