「アズ、敦はまだあのギャルと付き合ってんの?」


「知らんしぃ〜」


そんな余計な事を思い出させる一言をサラッというこの女。。


遥。マキと同じく悪友の一人。


彼氏は一応いる。でもどの男が彼氏なのかよく分からない。


年下から年上まで幅広く付き合ってる。


見た目は可愛くて大人しい女の子に見える。


でも完全なる小悪魔。。


いや。。悪魔だ。



「そんな遥は最近どうなん?」


「う〜ん。。普通かな」



この人の普通は普通じゃないことにそろそろ気づいて欲しい。




隣の席のサラリーマン4人が大きな声で笑いながらビールを飲んでいる。


「あ〜なんかエエ事ない??」


「アタシらぁ毎回そんな事言うてない??笑」


アタシ達は顔を見合わせて大きな声で笑う。




周りから見れば親父が7人並んでるように見えるだろう。



「アズは出会いとかその後どうなん?」



「出会いかぁ〜ないかな。。」


「アズのタイプって年下やんなぁ??」



「笑った顔がカワイイ年下の男の子を今すぐここに連れてきて!!笑」


アタシの言葉にマキが大きな溜息をつく





「ほんま年下の良さが分からへんし。。
 
 お金持ってないやん」




絶対言うと思った。。