玄関の方をチラッと見る。





『あの子高校生だよね??』



『そうだよ。高校はそこから近いから大丈夫。笑』



『そうじゃなくって!!誰?』



『え~っとねぇ。真山さんの美容室の社長の息子??だっけ』




『。。。ごめん。意味分かんない!!』




『なんか海外に行くとかで真山さんに預けたみたいなんだけど真山さんの部屋にはアタシがいるし~。そんな時にアズがプレゼントに・・』




『それは分かったから!!でもっ!』



『じゃあそういう事で頼むね』




プープープー





「あのぉ~俺。。迷惑だったら帰るけど。。」



「いゃ迷惑っていうか。。アタシ今混乱してて。。


とりあえずそこ寒いし上がって」





「・・お邪魔します」





ソファに座ったその子をアタシはじっと見る。







身長は175くらい。



髪はやわらかそうなほんのり茶色。




色は白くて目はスッとした切れ長。




「あのぉ~アズさん見すぎ。笑」


アズさんって。。。


笑った顔が最高にカワイイ。。。





「名前は?」





「内田 陸」



「陸くん?」





「陸でいいよ」





「あ、うん」





「アズさん今日誕生日って聞いたけど?」



・・・あっそうだった。



陸がテーブルの上の惣菜を笑いながら見る。




「俺、なんか作ろうか?」