いつもとは違う目覚まし音が鳴り、アタシの隣には陸じゃなくマキが座っていた。
「おはよ」
「おはよぉ」
掛けられた毛布を簡単にたたんでベッドの上に置き大きく背伸びをする。
目の前の白いテーブルに置かれたカップからはココアのいい匂いがしていた。
「なんか癒されるぅ。。」
アタシはそれを一口飲み小さく息を吐いた。
「陸ほっといてええん?」
「・・・・」
こんな事でいちいち傷ついて本当の事を聞こうともしないアタシはどうしようもなくガキで大人の女なんて言葉は全然手の届かない所にあった。
「それ飲み終わったら送ってく」
「。。。うん」
「アタシが中山さんを薦める事を言ったせいでアズが余計に迷ってるんだったらゴメン」
「違う違う。笑」
お昼が近づく頃アタシはマキに背中を押されるように部屋へと戻った。マキの車を降りてから部屋のドアの前に来るまで相当時間がかかった。
陸は帰ってるのかな。。
ドアノブに手をかけてもそれをまわす事ができなかった。
「アズさん?」
「・・・えっ」
勢いよく開けられたドアの向こう側には心配そうな顔で陸が立っていた。
「おはよ」
「おはよぉ」
掛けられた毛布を簡単にたたんでベッドの上に置き大きく背伸びをする。
目の前の白いテーブルに置かれたカップからはココアのいい匂いがしていた。
「なんか癒されるぅ。。」
アタシはそれを一口飲み小さく息を吐いた。
「陸ほっといてええん?」
「・・・・」
こんな事でいちいち傷ついて本当の事を聞こうともしないアタシはどうしようもなくガキで大人の女なんて言葉は全然手の届かない所にあった。
「それ飲み終わったら送ってく」
「。。。うん」
「アタシが中山さんを薦める事を言ったせいでアズが余計に迷ってるんだったらゴメン」
「違う違う。笑」
お昼が近づく頃アタシはマキに背中を押されるように部屋へと戻った。マキの車を降りてから部屋のドアの前に来るまで相当時間がかかった。
陸は帰ってるのかな。。
ドアノブに手をかけてもそれをまわす事ができなかった。
「アズさん?」
「・・・えっ」
勢いよく開けられたドアの向こう側には心配そうな顔で陸が立っていた。