ピピピピピ


ピピピピピ


これでもかというくらいの大きな音が頭の上で鳴る。





もぉ〜分かってるってばぁ!!



起きます!

起きまぁす!!



は〜いっ!!



力いっぱい目覚まし時計を叩く。




まだ半分しか開いてない目をこすりながら顔を洗って歯を磨く。


朝食は簡単に紅茶とトースト。


アタシはコーヒーがあまり得意じゃない。




胃が痛くなるから。。



軽くメイクをして着替える。


久しぶりにスカートとかはいてみるかぁ。。



鏡の前でテェックする。


う〜ん。別に悪くはないんじゃない?




あっもう時間ないや。。


ハンガーからコートを取ってアタシは急いで部屋を出た。




寒っ。。


歩くと決意したものの、一瞬で後悔へと変わる。




でも26歳のアタシは変わるって決めたんだ。



丸くなる背中をピンと伸ばして颯爽と歩いてみる。




そこには今まで気づかなかった景色が広がっていた。