「シャワー浴びる?」



「陸先エエよ。。」



何も身に着けていないアタシにベッドから出る勇気はない。




「でももう1回したい~」




そう言ってアタシの上にまた覆いかぶさろうとする陸を押しのけてベッドから落とした。やっぱり17歳は怖い。。




「じゃあまた明日ね。笑」



そういいながら陸は浴室へと入っていった。



一人になったアタシはベッドの下の下着をかき集める。



とうとう陸と。。。


恥ずかしさと嬉しさでいっぱいになったアタシの顔が窓に映る。




そしてまた変な事を考えてしまう。。


あの陸の行為は一度や二度の経験で身につくものだとは思えない。




えっ?



慣れてる??




でもそんな事を考えてるのがバカらしくなって止めた。


別に過去は関係ない。




そんな事を言えばアタシも一緒だしキリが無い。



ただ未来が一緒ならそれでいい。



胸の上には陸からの印がついていた。



絶対アタシもつけてやるぅ~!!



そして陸と入れ替わるようにシャワーを浴びた。




「あ~!!!!」




リビングからは陸の叫び声が聞こえた。


アタシは浴室のドアを開け顔を出す。




「何~??」




「明日までに課題提出しないとヤバイんだったぁ~。。。」



そう言って慌しくカバンからレポート用紙を出す陸は完全に高校生に戻っていた。



その横でアタシは缶ビールを開ける。




「まじっすか?」



「まじっす。笑


自分の事は自分でしましょう」





「まじだぁ。。。」





そう言いながらアタシ達は外が明るくなるまで起きていた。