そしてウーロン茶で乾杯をしようとした時大きな声でアタシを呼ぶ声がした。



えっ??


「真山さんだ」


そう言う陸の視線の向こうには遥と真山さんが立っていた。


そして誘ってもいないのに相席になった。



「今日は真山さん仕事休みやし外食でもしよ~って事になってここに来たらアズ達がいるとはねぇ~笑」




「他に行くとこないわけ??」



「それはお互い様。笑」



そして二人もウーロン茶を頼んだ。



「ウーロン茶?」



「真山さん運転やし。。アタシはご懐妊。笑」



そう嬉しそうに笑う遥はとても幸せそうに笑っていた。


そんな遥のお腹を真山さんが優しく触る。



そんな二人に見とれていると遥が思い出したように口を開いた。




「聞いたよ!!マキ!!」



「あ~そうそう」



ってまさか遥。。アタシが紹介したってここで言わないよね?


でもアタシが不安に思っているような事は遥の口からは出なかった。




「陸は今日から高校やっけ?」



「うん」



「あっ陸、内田さんから連絡あってとりあえず4月頃には戻るって」




「ふ~ん」




えっ。。。



そうなんやぁ。。



アタシは真山さんの言葉にショックを隠しきれなかった。



陸のお父さんが帰ってくるという事は陸はアタシの部屋から出て行く。



今こうして一緒にいる事が普通になっているアタシに耐えられるのかな。。




考えれば考えるほどへこんで行くアタシの肩に遥の手がのる。



「アズ、自由な人やしきっと大丈夫だよ」



そう耳元で囁く遥の言葉に一瞬笑顔になったものの心の中は複雑だった。


楽しそうに話している陸はどう思ってるんだろう。。



しかも今日はウーロン茶。



・・・弾けられない