「できたよ〜」



「おいしそぉ!!ブリの照り焼き!!」


マキの嬉しそうな顔を見るとなんだか嬉しくなる。


「よかったわ」



「湯豆腐〜癒しやなぁ。。アズはほんまに料理うまいな」



「いえいえ。マキさんに褒めて頂けて光栄ですっ!」



アタシがご飯を作った時はマキが洗い物をしてくれる。


正直アタシがした方が早い。でもいつの頃からかそうなっていた。



「マキ仕事忙しい?」


「死にそう。。」



マキは結構有名な出版社で働いている。


尊敬できる姉御タイプで男女ともに信頼されている。


アタシみたいな平凡なOLとは全然違う世界。



こうしてアタシといても会社からの電話が鳴り続ける。



「出なくていいん?」



「ええよ」



「・・でも」



「キリがないもん。笑」



そうやって仕事とプライベートをしっかり分けてるとこも素敵だと思う。



「あっ。そうそうアズこれ誕生日プレゼント」



「ええのに〜」