強引に一緒に入ろうとする陸を阻止してなんとか一人で入ることができたアタシは今日の事を思い出していた。




年なんて関係ないと思っていてもやっぱり心のどこかでは引っかかっていたことだし不安でいっぱいだったから陸がハッキリとみんなに言ってくれたことは正直嬉しかった。


みんなが祝福してくれているのかはまだ分からないけど、きっとアタシの幸せを一番に考えてくれる、そう思ってた。






「アズさん携帯なってたよ」


「は~い」



受信メールを開くと酔いの覚めたマキからだった。


そして明日アタシ達女3人でいつもの居酒屋集合が決定した。


なんとなく何の話かは分かる。



今日はマキが酔っていたせいでそのことについて詳しく話さなくて済んだ。



「アズさ~ん。上がったよぉ~」


「は~い。じゃあもう遅いし寝る??」



「寝る寝る!!」



その言い方がやけにテンションが高くて嫌な予感がする。


先にベッドに入ったアタシの横に陸が転がってくる。



そして気づいた時にはアタシの唇は陸に塞がれていた。



んっ。。何。。



今日のキスはいつも以上に深い。



「俺まじで中山って人嫌い」



「えっ??」



「中山とはキスしたの?」



「してないって」




「ふ~ん」




「いくら俺が高校生で相手が大人でも絶対負けない」


陸のその言葉に胸は最高潮にトキメク。



このまま陸のHしてもいいかも。。



そんな事を思ってるアタシとは逆に陸はベッドを下りて行った。


え??




「俺・・恥ずかし~!!!!!」



リビングの方から聞こえる陸の声にアタシは吹き出した。


カワイイし。。






そしてアタシはお酒に力もあって知らない間に寝ってしまっていた。