「あ~静かになったね」
「・・・」
陸からの返事はない。
アタシが振り返るとそこには完全にフテモードに入った高校生が立っていた。
「陸~??」
「ねぇ?」
「ん?」
「話の続き聞かせてもらおっかなぁ~」
「・・・・」
あっ。。
中山さんの事??。。。だよね??
アタシはさっきのマキの一件でそんな事忘れていた。
というか解決したものだと思っていた。
アタシの酔いは一気に覚めて一歩後ろに下がる。
「中山さんの事は。。。昔の事でして。。」
話し方もリアルにおかしい。
何度も拭いたテーブルをまた布巾で拭きながらそう言うアタシの手を陸が引っ張る。
「アズさん!新年会の話、あれダメだからね」
あっ。。デスヨネ。。デスヨネ。。
でも。。
亮さんの事もあるし。。
陸も連れて行くとか?
ううん。余計に話がややこしくなる!!
「行かないよ」
「絶対ね」
「・・・うん」
そういって陸が納得したところでアタシはお風呂のお湯を入れに行く。
明後日会社で中山さんにちゃんと話そう。
リビングに戻ると陸はいつもの陸に戻っていた。
「今日一緒にお風呂入る??」
「無理!!」
「なんで~??」
なんでって。。。恥ずかしいし、まだこのお腹のお肉。。
ありえない。。