でも、自分だけの為に作るのはやっぱり力が入らない。


フラフラと店内を1周したところで携帯が鳴る。


『もしも〜し』


『あっマキ〜どうしたん?』



『今日も出勤させられて今帰りなんやけどなんか食べさせて〜』


このタイミングでかけてくるマキはある意味すごい。


真剣にどこかで見てるんじゃないかと思った。





『ええよ』




『じゃあ〜魚系でヨロシク〜』



リクエストまでして電話を切ったマキの要望に答えるためカゴの中に入っている豚肉を返しに行く。


魚っていってもめっちゃ種類があるんですけど。。。




この季節においしい魚??


ブリ!!


アタシも食べたいかも。


あとは湯豆腐と〜温サラダ!!


よしっ。


帰ろう。。


マキが来るまではもう少し時間があるはず。



部屋も片付けないとマキに説教される。。


何でもきちんとしてるマキはアタシの大雑把な性格が許せない。



毎回怒られてるのに直さないアタシに最近はもう呆れていた。