そう、立花 郷だった。




「わっ、何⁉」



私は下を向いて話した。




「ねぇ、俺の質問に答えてよ。
立花さん。」




うわっ。何こいつ。いきなり、俺様⁉




そう、自分で、いろいろと考えていたら、頭をポンっとたたかれた。




「なにするんですか⁉いきなり。やめてください」





「気に入った」





そいつは、私に聞こえるか聞こえないかぐらいの声でそう言った。




でも、私はその言葉を聞き逃さなかった。