「樹里ちゃんが良いの。今度、一緒にお買い物行こうね」


あたしは嬉しくてニコッと微笑んだ


「樹里は姉貴の着せ替え人形になるな」


「大翔、お帰り。樹里ちゃん可愛いんだもん。可愛い洋服、似合いそう」


「無理はさせるなよ。」


“分かってる”と七瀬さんは口を尖らせた


「さて、ご飯にしましょ。大翔、材料あるわよね?」


「あぁ、あるよ。」


「じゃあ、適当に作るわね。樹里ちゃん、好き嫌いはある」


七瀬さんに言われたのでペンを走らせる


《茄子、納豆、オクラ、山芋、生タマネギ、ピーマン》


「玉葱は味付けしてれば大丈夫?」


あたしは小さく頷いた


「じゃあ、手っ取り早く作るわね」


七瀬さんは鼻歌を歌いながら準備をしていた