「本当に大丈夫?」


心配そうに見つめる七瀬さんに笑顔で頷いた


「隣、おいで」


七瀬さんに促されるままソファーに座る


「樹里ちゃん、兄弟は?」


《小学1年生になった妹が1人です》


「妹、居るんだ」


《妹も可愛いですけど、あたしはお兄ちゃんかお姉ちゃんが居て欲しかったです》


樹音とも仲良いけど年齢も離れてる


妹は妹なりの可愛さがある


だけど、お兄ちゃんかお姉ちゃんが居て欲しかったな…


「じゃあ、あたしが樹里ちゃんのお姉ちゃんになってあげる」


七瀬さんは笑顔で答えてくれた


「弟は弟なりに良いけど、あたしも妹が欲しいって思ってた」


《あたしは嬉しいですけど、七瀬さんはあたしで良いんですか?》


話すことすら出来ないのに。