「たっだいま~!!」


「相変わらずテンションたけーな。」


「うるさいわね。さっさと風呂入って来い。樹里ちゃんはあたしが見とくから」


なんだかんだ言って仲良いんだね、この2人


「口悪いな、お前。樹里、入って来るから待っててな」


大翔はあたしの頭を撫でてからお風呂場へ行ってしまった


「樹里ちゃん」


----ピクッ


急に震えが…


動きたくても動けない


呼んでくれたのが七瀬さんなのは分かる


怖がらなくて良いのに怖い


「樹里ちゃん、大丈夫。大翔はすぐに戻って来るわ」


七瀬さんは抱きしめてくれた


大翔と同じで安心出来る温もり


少しずつ気持ちも落ち着いて来た


《ごめんなさい。ありがとうございます》


落ち着いた頃、そう書いたボードを見せた