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誰かに撫でられてる気がする


物凄く安心出来る


この温もりが欲しかった


安心出来る温もりが…


あたしはゆっくりと目を開ける


目の前には大翔の姿


「起きたか?」


あたしはゆっくりと頷く


久しぶりにぐっすり眠れたかも…


でも、今何時だろ?


《今、何時?》


「もうすぐ8時」


あっ、家に帰らなきゃ…


お父さんに心配掛けちゃう


起き上がり立とうとしたがフラフラした


「樹里、まだ本調子じゃないだろ?直樹さんには俺から連絡しといたから心配ない。遅いから泊まってけ」


お父さんには連絡してくれたんだ


……良かった


って、感心してる場合じゃない