「樹里ちゃん、可愛いわね」


七瀬さん、本当に綺麗だな。


「姉貴の大好きなチョコレート買ってきたけど?」


「チョコ?居る!!」


“チョコレート”と聞いた七瀬さんの目が輝いた


「…ったく。チョコレートには目がないな。」


「このチョコレート美味しいんだもん」


「樹里は?シュークリームどうする?」


今は食欲ないや。


《今はいらない。後でゆっくり食べる》


「じゃあ、冷蔵庫に入れとくから食べたくなったら言えよ」


あたしは小さく頷いた


「大翔が女の子に優しいなんて初めてね」


「樹里はそこら辺の女達より可愛いね」


サラッと言ってのける大翔


聞いてるだけなのに恥ずかしい


「樹里、ゆっくり眠ると良いよ」


そんな大翔の声が安心出来て直ぐに眠りに就いた