「俺は飲み物買ってくる。」


あたしたちに飲みたい物を聞き先生に鍵を渡して去って行った


「さっ、俺達も行こう」


先生に付いていき部屋に行く


なんだか慣れてる


「此処は娘が泊まるからそれなりに熟知してるんだ」


鍵を開けて中に入りうがい手洗いをしてソファーに座る


《先生、子供居るの?》


まぁ、居てもおかしくないか…


「花歩と同い年の娘が居る」


……花歩さんと?


てことは、奏哉さんとも一緒


「このことは誰にも言うなよ」


先生が真剣な顔するってことは本当に誰も知らないんだ


「それよりも俺は樹里に彼氏が出来たことに驚きだな」


《自分でもびっくりしてます》


まさか自分のに彼氏なんて出来るとは思わなかった


《でも、彼はあたしに勿体ないくらいいい人です》


「ちゃんと声が出ないことも理解してくれてるみたいだな」


あたしは小さく頷いた