声を掛けてくれたのは佐々木先生だった。


「久しぶり」


あたしは笑顔で頷いた


《先生も元気そうですね》


ボードを取り出しそう書いた


「誰かと一緒なのか?」


と聞かれたので大翔を指差した


それに気付いた大翔は軽く会釈をしていた


「もしかして、彼氏出来たのか?」


恥ずかしいけど、此処は素直に頷く


先生は嬉しそうにあたしの頭をわしゃわしゃと撫でていた


「ちょっと君、話し出来るか?」


先生の問いかけに緊張した面持ちで頷く大翔


「今日からこの近くのホテルな泊まるんです。樹里もまだ話したいみたいだし良かったらどうぞ」


大翔の計らいで先生も一緒にホテルに行くことになった