あたし達はホテルの周りを散策する事にした
カメラがあるから時間も潰せるし。
「樹里が住んでいた街に来れて嬉しい」
大翔が急に呟いた
《どうして?》
「樹里のこと、もっと知れるから」
大翔は笑顔で言ってくれた
声が出ないあたしのことを“知りたい”なんて言ってくれるのは大翔だけだ
でも、あたしのことを受け入れてくれた大翔だからもっと知ってもらいたいと思う
「あれ?樹里か?」
聞き慣れた声がして振り返る
あたしはその人を見た途端、飛び付いた
「元気そうだな」
頭を撫でてくれる温かさも変わってない
カメラがあるから時間も潰せるし。
「樹里が住んでいた街に来れて嬉しい」
大翔が急に呟いた
《どうして?》
「樹里のこと、もっと知れるから」
大翔は笑顔で言ってくれた
声が出ないあたしのことを“知りたい”なんて言ってくれるのは大翔だけだ
でも、あたしのことを受け入れてくれた大翔だからもっと知ってもらいたいと思う
「あれ?樹里か?」
聞き慣れた声がして振り返る
あたしはその人を見た途端、飛び付いた
「元気そうだな」
頭を撫でてくれる温かさも変わってない