「ご飯食べてからゆっくり回りましょ」


チケットを買ってから近くにある売店でお昼ご飯を買いベンチに座って食べる


おにぎりを頬張る花菜ちゃんを見ると樹音を見てるみたい。


「おねーちゃん、おいしいねっ。」


笑顔で話してくる花菜ちゃんに笑顔で頷く


「花菜も樹里ちゃんのこと気に入ってるみたいだな」


「樹里のこと、気に入ってくれてるなら嬉しいよ。」


お父さんは花菜ちゃんの頭を撫でる


「だって、おねーちゃん、やさしいもん。かなのおねーちゃんだもん」


花菜ちゃんにストレートに言われると恥ずかしいけど、嬉しい


「さっ、食べ終わったし回ろうな」


「樹里、写真撮るんだよな?」


《もちろん。花菜ちゃんとも写真撮ってね》


せっかくだから思い出に残したい