「樹里は何でも1人でこなそうとする。樹里をサポートする気があるなら表情で分かるから見といてな」


「分かりました。俺で良ければ冬華と一緒にお手伝いします」


直樹さんの目を見て頷いた


もっと樹里のことを知りたかった


「良かった。樹里の体調と気分次第だけどいろんな場所に連れて行ってあげて。」


そんな大役、俺で良いのか?


「写真を撮るのが好きだからさ。俺は行くから樹里が起きたらリビングに来るように言っててくれる?」


俺が小さく頷くと直樹さんは“樹里を宜しく”と行って去っていった


樹里、良いお父さんじゃん


こんなに想われてて羨ましいくらいだよ


寝顔、可愛い。癒される


そう思う俺は重症か?


初めて女を可愛いと思った